「大は小をかねる」で大きなサイズを買えば間違いないですが、1サイズ上を選ぶと価格が一気に跳ね上がってしまいます。1.6Lと2.4Lの販売価格差は約1万円。自分に合った適切なサイズが分かれば、余計な出費を防ぐことができます。
シャープ ヘルシオ ホットクックのサイズ展開は1.0L、1.6L、2.4Lの3種類です。サイズ選びで抑えるべきポイントは3つ。
- おかずの量
- 炊飯(炊き込みごはん含む)の量
- 茹でる乾麺の量(例:パスタ、うどん)
これらを総合的に見てサイズを選べば、サイズ選びに失敗することはありません。特に、茹でられる麺の量は1.6Lと2.4Lサイズでは二倍の差がありますので注意が必要です。
おかず量については、自宅にある鍋・フライパンに1.6L or 2.4Lの水を入れて簡単&確実に「自分に合ったサイズ」を調べることができます。普段作っている料理が何リットル相当なのかを調べたいときはこの方法がベストです。
自分に合った適切なサイズを選択して、無駄な出費を抑えてみませんか?
ごはんと麺の調理可能な量はサイズ間で異なる
ごはん(炊飯)と、茹でられる麺の量は、1.6Lサイズと2.4Lサイズで異なります。
ホットクックサイズ | 1.0L | 1.6L | 2.4L |
ごはん | 1~3合 | 1~3合 | 1~5合 |
スパゲティ | 100g | 200g | 400g |
そうめん | × | 200g | 400g |
即席めん(インスタントラーメン) | × | 1~2袋 | 1~4袋 |
ごはんを4合以上炊くなら2.4Lサイズ必須
炊き込みごはんなど、残り香が気になる調理の際は、ホットクックで炊くという使い分けが出来て便利です。
1.6Lサイズで茹でられる麺量は200gまで
ホットクックの麺茹で機能は革命的な便利さでおススメです。火力の調整と麺のかき混ぜをホットクックが全自動で行うので、完全に手離れ状態で麺を茹でることができます。ガスコンロで茹でる場合との決定的な違いは、吹きこぼれの心配がゼロなことです。
ホットクックの「めんを茹でる」機能については別記事で詳しくご紹介しています。
ホットクックの麺を茹でる機能で麺料理をノンストレス化
【選び方解説】世帯人数別のおすすめホットクックサイズ
食材の量は家族構成と作り置きの有無で、大まかに分類できます。
- 何人分の食事を調理するか?
- 一度に作る量は何食分か?(作り置きの有無)
これらの条件別に、おすすめのホットクックのサイズをご紹介します。
三人暮らしにおすすめのホットクックサイズは1.6L
幼児がいる四人暮らしのご家庭にも1.6Lサイズがおすすめです。
1.6Lがベストチョイス
- 三人暮らし
- 大人二人+小さな子供二人の四人暮らし
- おかずの大量作り置きをしていない
私がTwitterにてサイズ選びに悩んでいる方にお話を聞かせて頂いた印象では、子供が小さいご家庭は1.6Lを選択している方が圧倒的多数です。
ただし、週末におかずの作り置きをしている方は、ワンサイズアップして2.4Lを選択する人もいます。
1.6Lのデメリットは茶碗蒸しは3個までしか鍋に入らないところです。
四人暮らし以上におすすめのホットクックサイズは2.4L
2.4Lがベストチョイスな人
- おかずの作り置き頻度が高い
- 2食分以上の量をまとめて調理
- 大人三人以上の家庭
大容量の調理をしたいならば、迷わず2.4Lにすることをおすすめします。2.4Lは2~6人前のサイズです。自動調理メニューは最小2人前から調理可能です。
シャープの公式レシピには存在しませんが、私は自己流レシピで1人前の平日ランチも作ります。
製品についてくるレシピ本は基本的に4人前の量が書かれていますが、半量・倍量で作りたい時は、材料を入れてボタンを押すだけ。ホットクックが自動的に材料の量を検知して、分量に合った調理を行ってくれます。
わざわざ使用者が分量の情報を入力しなくても良いところが、ホットクックならではの長所です。(他メーカーは入力が必要な場合有り)
ちなみに、2.4Lのホットクックよりも大容量な電気鍋をお探しの場合は、ティファールの『クックフォーミー エクスプレス(サイズは6L)』がおすすめです。
一人暮らし、二人暮らしにおすすめのホットクックサイズは1.0L
1.0Lがベストチョイスな人
- 一人暮らし
- 二人暮らし
- おかずの作り置きをしない
必要以上に大量のおかずを調理しない生活スタイルの方は1.0Lをおすすめします。ホットクックの最新機種は二段調理に対応しており、冷やご飯の温めと味噌汁作りが同時にできますよ。
炊飯器程度の小さなスペースを確保すれば設置できるので、アパートのキッチンに置きやすいです。機能は他サイズと同等、小ぶりでコンパクトなところが1.0Lの魅力です。
新型ホットクックはまぜ技ユニット(食材をかき混ぜるパーツ)が改良されてパワーアップしました。但し1.0Lサイズに限っては改良無し・旧式のままですのでご注意ください。
普段使いのフライパンを使って最適なサイズを求める方法
手持ちのフライパン・お鍋を使って、ホットクックのサイズ感を確認できます。
サイズの確認手順
- 普段使いしている鍋に1リットル、もしくは1.6リットルの水を入れる
- 水面の位置が普段作っている料理の『かさ』より高いか?もしくは低いのかを確認する
普段の調理時の食材のかさが水面よりも下位置ならば、その容量があなたに最適な容量です。
この方法で調べば自分に最適なホットクックのサイズが確実にわかります。
ホットクック2.4Lタイプ使用者の調理写真
私の家庭は大人2名+幼児2名(内、下の子はまだ1歳のため食事量は少なめ)。2.4Lサイズを使用しています。作り置きをメインにしており1度に4〜5人前を調理しています。
蒸し料理をしたいなら2.4Lタイプがおすすめ
ホットクックは蒸し料理に最適です。蒸し器を買い足したり、鍋ふたを布巾で包む手間がかかりません。茶碗蒸し、蒸しパン、肉まん、蒸しプリンなどが作れます。
蒸し料理を作るならば、大容量な2.4Lの購入をお勧めします。
蒸し料理には2.4Lがおすすめな理由
- 鍋の直径が大きいほど沢山蒸すことができる
- 2.4L用内鍋のサイズで茶碗蒸し4個がギリギリ入るサイズ感
- 1.6L用内鍋は小さめなので、耐熱容器が最大3個しか入らない懸念がある
旧型2.4L機種で作った蒸し料理写真の紹介
ホットクックでは手軽に蒸し料理を作れます。私は茶碗蒸しの容器や耐熱ガラスの器でスイーツを作ることが多いです。
- 蒸しパン
- プリン
- かぼちゃプリン
私はこのようなスイーツをホットクックで作っています。
蒸し料理に使う耐熱の食器は、作り置きの保存容器で有名なiwakiのカップを使っています。他にはイッタラのコーヒーカップ、無印良品の蕎麦猪口(茶碗蒸し用)です。
iwaki イワキ カスタードカップ 180ml KBT463N
ホットクックの寸法・重量まとめ
ホットクックのサイズは3種類です。各サイズの価格差は約1万円です。(価格情報は2021年7月 価格.com 調べ)。適切な大きさのホットクックを選べば1万円節約できます。
各サイズ毎の重量と概算価格
- 1.0L 約3.7kg(満水時5kg) 価格帯:¥30,820~¥44,979
- 1.6L 約5.2kg(満水時10kg) 価格帯:¥40,447~¥65,780
- 2.4L 約6.1kg(満水時12kg) 価格帯:¥49,274~¥65,780
2021年の最新モデルから、製品のデザイン&サイズが一新しました。横幅のサイズが旧型と比較して約5cm小さくなり、キッチンの棚に置きやすくなりました。
※1.0Lタイプはサイズ変更なし
ホットクック型式 | 横幅 | 奥行 | 高さ |
2.4L/2021年モデル [KN-HW24G] | 345mm (旧モデルの1.6L相当に縮小) | 305mm | 256mm |
1.6L/2021年モデル [KN-HW16G] | 330mm | 282mm | 240mm |
1.0L/2021年モデル [KN-HW10G] | 220mm | 305mm | 240mm |
ホットクック型式 | 横幅 | 奥行 | 高さ |
2.4L/2020年以前のモデル [KN-HW24F] | 395mm | 305mm | 249mm |
1.6L/2020年モデル [KN-HW16F] | 364mm | 283mm | 232mm |
1.0L/2019年モデル [KN-HW10E] | 220mm | 305mm | 240mm |
【結論】値段とサイズのバランスを総合的に判断しよう
我が家の2.4Lサイズの調理写真と、普段使いのお鍋に水を入れて自分の最適なホットクックサイズを調査する方法をご紹介しました。
貴方にぴったりなホットクックのサイズは見つかりましたか?
家電はどんなに長くても5年、10年間ほど使用すれば買い換えます。遠い未来のことはひとまずおいておいて、今日明日の生活の中で最適なサイズを購入することをおすすめします。
無駄に大きなサイズを選択することを避けることで、家電購入の出費を抑えることができます。
私は型落ち品の2.4Lサイズのホットクックを購入しました。型落ち品は最新機種と比べて、約1万円ほど安く購入出来ます。『最適なサイズ選び』と『旧機種の購入』を組み合わせることで、ホットクックを1万5千円ほど安く購入できます。
旧機種の購入に興味がある方向けに、新旧機種の違いについてまとめています。こちらの記事をぜひご覧ください。