電気調理鍋・電気圧力鍋には炊飯機能が付いています。電気鍋は炊飯器代わりになります。
新たな家電を購入する際に発生する『置き場所』問題。
炊飯器を処分できれば、その置き場所に新たな電気調理鍋を設置することが出来ます。
電気調理鍋1つで、おかずもごはんも作れます!
私は炊飯器を使わない生活をおくっています。電気鍋、又はガスコンロ&お鍋でご飯を炊いています。
様々な道具や家電がひしめくキッチンで、電気調理鍋を置くスペースを確保するには何かしら工夫が必要です。
私は『電気鍋を購入して炊飯器を処分する』というアイデアをご提案します!
電気調理鍋・電気圧力鍋は炊飯器代わりになる
電気調理鍋・電気圧力鍋・自動調理鍋はほぼ全てに炊飯機能が付いています。しかも炊飯器並みのクオリティで美味しいご飯が炊けます。
しかし各メーカーによって、細かい機能に差があります。
炊飯する上で重要な機能
- 自動保温
- 予約炊飯
自分の生活に合った製品を選ばないと、不便を感じながら使い続けることになってしまいます。
本記事では、あなたの炊飯スタイルにマッチする電気鍋をご紹介します。
作り置きの習慣が既にあるならば炊飯器を処分して問題なし
私は炊飯器を持っていません。
ホットクックやお鍋(ガスコンロ使用)で炊飯をしています。無難にごはんが炊けています。
ホットクックのごはんの味は私が所有していた6000円位の炊飯器と同じ仕上がりでした。流石に数万円クラスのハイスペック炊飯器のような、しっとり艶やかなごはんは残念ながら炊けません。若干固めかな?という印象です。
こちらの炊き込みご飯の写真は、ホットクックで作った『ビリヤニ』です。固めの炊き上がりが、このインド版炊き込みごはんには非常に相性が良かったです。大変美味しく頂きました。
数食分をまとめて炊飯して冷蔵庫・冷凍庫にストックしている人は、どのメーカーの電気鍋を選んでも不都合は発生しません。
『電気鍋を新しく買いたいけれど置き場所が無い…』と悩んでいる方は、思い切って炊飯器を処分することを検討しては如何でしょうか?
炊飯器を処分して電気鍋1つでおかずの調理と炊飯を行う場合は、おかずとごはんの調理時間をズラして作業することになります。
私のおススメする作業順序は、先にご飯、後におかずを調理する方法です。
効率が良い調理順序
- ご飯を炊いて保存容器(タッパー、ラップ、おひつ)に移す
- 電気鍋の内鍋を洗う
- おかずを電気鍋で調理する
- おかずが出来たタイミングで、ごはんをレンジで温めて配膳
おかずとごはんの両方をホカホカの状態で配膳するならば、この順序が効率的です。
炊飯器を捨てちゃダメ!なご家庭のタイプ
炊飯器を捨てると後悔する人
- ごはんの味は妥協したくない
- おかずとごはんを同時に調理したい
- ごはんの保温機能を頻繁に使う
- 炊きたてのごはんが食べたい
特に保温機能を長時間使ったごはんを食べている人は、炊飯器の代わりに電気鍋を使った時に味の差を感じやすいです。
販売価格が1万円以上炊飯器は、各社それぞれ特徴をもった保温機能を備えています(例:うるつや保温、おひつ保温、スチーム保温)
炊飯器の保温機能が優秀すぎるので、電気鍋の保温機能に関しては「無難に保温できる」くらいの気持ちでいた方が良いです。
【電気調理鍋・電気圧力鍋5社】炊飯機能比較ランキング
販売価格1万円以上の炊飯器は”圧力IH”炊飯器が主流です。
高火力で加熱してお米の味を引き出します。
お米をより美味しく炊きたいならば、IH炊飯器と同じように加圧調理にて炊飯出来る機種をおすすめします。
1位:ティファール クックフォーミー エクスプレス【CY8511JP】
ティファール 電気圧力鍋 クックフォーミー エクスプレス 6.0L CY8511JP(Amazonリンク)
数ある調理鍋の中でも類を得ない超高火力(160℃)が可能な、圧力電気鍋【ティファール クックフォーミー エクスプレス】。
加熱~蒸らしまで計30分間でもっちり美味しいごはんが炊き上がります。
炊飯予約、炊飯後の自動保温機能もあり、使い勝手は抜群です。
使用時の注意点は、炊飯調理終了後、直ぐに蓋を開けずに蒸らし時間を10~15分間とる必要があります。蒸らしの必要性は、公式のレシピに記載されています。
適切な蒸らし時間をとることで、最大10合のごはん全体の炊きムラが無くなり均一の仕上がりとなります。
2位:象印 自動圧力IHなべ 煮込み自慢【EL-MB30】
象印 電気圧力鍋 1.5L 煮込み自慢 ボルドー EL-MB30AM-VD(Amazonリンク)
電気調理鍋は殆どマイコン式の加熱方式ですが、象印は炊飯器と同じIH式を採用しているという特徴があります。
販売価格1万円以上炊飯器は殆どがIH式です。象印【煮込み自慢】は炊飯器と同じ加熱方式で炊飯するので、ふっくら美味しいごはんが炊き上がります。
象印が販売している自動圧力IHなべのサイズは1種類のみ。1~3合のごはんが炊けます。
吸水不要で炊飯を開始できます。
3位:アイリスオーヤマ電気圧力鍋【KPC-MA4】
アイリスオーヤマ 電気圧力鍋 4.0L PMPC-MA4-B(Amazonリンク)
2~6合の量が炊けます。メーカーが公表している調理時間は75分で少し長め。炊飯できる量は6合、ティファールの次に多いです。
アイリスオーヤマ電気圧力鍋は蓋を取り外すことが出来ます。これは他社にはない特徴です。食卓へ鍋丸ごとサーブする使い方をするなら、アイリスオーヤマが最も使いやすいです。
予約炊飯可能、炊飯後の保温可能。シャープとパナソニックと比較すると、炊飯器としての標準機能が満遍なく搭載されています。
4位:パナソニック 電気圧力なべ【SR-MP300-K】
パナソニック 電気圧力鍋 3L(満水3L/調理2L) SR-MP300-K(Amazonリンク)
吸水不要で炊飯できます。
パナソニックの電気圧力なべは他社よりも軽量でコンパクト、小さなキッチンにも置きやすいことが特徴。コンパクトなのに2~5合の量が炊けます。
メーカー説明書では炊飯後の保温は禁止としています。12時間先まで予約炊飯が可能。
5位:シャープ ホットクック【KN-HW24F】
シャープ ヘルシオホットクック 2.4L レッド KN-HW24F-R(Amazonリンク)
15時間先まで予約炊飯ができます。
1.6Lタイプで1~3合、2.4Lタイプ(一番大きいサイズ)で1~5合の量を炊けます。
お米の量毎の調理時間を細かく公表しているのはシャープだけです。
- 1合 約50分
- 2合 約50分
- 3合 約55分
- 4合 約55分
- 5合 約60分
メーカー説明書では、炊飯後の保温は禁止としています。
【電気調理鍋・電気圧力鍋5社】炊飯機能比較まとめ
シャープ・パナソニックの電気調理鍋は、炊飯後の保温は禁止としています。
もっちりごはんのティファール クックフォーミー エクスプレス【CY8511JP】
味を重視するならこれ!
調理~蒸らし完了まで計30分間。圧力鍋特有のもっちりでふっくら美味しいごはんが炊き上がる。
時短の象印 自動圧力IHなべ 煮込み自慢【EL-MB30】
吸水なしで時短を重視するならこれ!
炊飯器と同じIH式を採用している。吸水なしで炊ける。
炊飯器と同等の使い心地・アイリスオーヤマ電気圧力鍋【KPC-MA4】
予約炊飯可、保温可、炊飯器と同等の使い勝手で炊飯できる。
シャープとパナソニックと比較すると、炊飯器の標準機能がまんべんなく搭載されている。
五合炊きのパナソニック 電気圧力なべ【SR-MP300-K】
軽量・コンパクトなのに最大5合が炊ける。大容量。
チャーハンはおまかせ!ごはん系一品料理が得意なシャープ ホットクック【KN-HW24F】
自動でかき混ぜてくれる機能&ユニットが付いているのはホットクックだけ。
炒飯・そば飯などの炒め系ご飯料理が作れます。他の電気鍋と同様に炊き込みご飯も炊けます。
時短でご飯を炊くなら吸水不要のパナ・象印を選ぼう
生米の吸水は炊飯の基本ですが、吸水不要で調理可能な電気なべがあります。
- パナソニック 電気圧力なべ
- 象印 自動圧力IHなべ 煮込み自慢
各社の電気鍋に早炊き機能はついていません。急にごはんを炊きたくなる場面に遭遇する人は、吸水不要の電気鍋を選択すると便利です。
炊飯器要らず!お鍋とガス火で炊く時短炊飯
置き場所の確保が出来ず、炊飯器と電気鍋のどちらかしかキッチンに置けない。
電気鍋が欲しいけれど、電気鍋を使用した炊飯に不安がある。
そんな方には、ガスコンロと鍋で炊飯をする方法をおすすめします。
私は6年以上、普通の片手鍋(ティファールの取っ手が取れる鍋)で3~4合の量で炊飯をする生活を続けています。一度にまとめて炊いて、冷凍庫にごはんをストックします。
- メリット:吸水から蒸らし完了まで約20~25分くらいでごはんが炊ける。
- デメリット:鍋から”おねば”が吹きこぼれると、コンロが汚れる。
早く、美味しく炊けるので重宝しています。炊飯専用鍋・土鍋の購入は不要でした。
鍋で炊飯すれば炊飯器を処分することができるでしょう。炊飯器を処分した後、空いたスペースに場所に新しい調理家電を置くことができます。
『自動調理鍋が欲しいけれど、置き場所が無い…』
電気鍋の置き場所問題に悩んでいる場合は、一つの選択肢として検討してみては如何でしょうか。
ガスコンロと鍋で炊く方法
材料
- 生米
- お湯 (ごはん1合あたり、220ml)
一度に炊くのは2~4合くらいがおススメです。吹きこぼれを防ぎたい時は3合くらい、少なめで炊くとコンロが汚れづらいです。(厳密には、鍋サイズによって条件が変わります)
ガスコンロ&一般的な鍋の炊飯の仕方
1 準備
- 生米を鍋に入れてお水に浸し、吸水させる
- お湯を沸かす
2 ガスコンロと鍋で炊く(最初強火→弱火 9分間)
- お湯が沸いたら、水切りした生米とお湯を鍋に入れて強火にかける
- しゃもじで混ぜながらブクブクと泡立つくらいまで沸騰させる
- 蓋をして弱火 9分間
3 蒸らし(10分間)
- 9分経ったら火を消す。
- 蓋は取らない。10分間蒸らす。
- 出来上がり!
デメリットを許容して、炊飯器を電気鍋に置き換える
電気調理鍋・電気圧力鍋には、どのメーカーの製品にも炊飯機能が付いています。
味、機能、共に標準的な炊飯器と同等程度の実力があります。
よって、電気鍋の置き場所に悩んでいる人は、炊飯器を処分して 代わりに電気鍋に置くという選択肢も十分現実的な方法です。
炊飯器を電気鍋に置き換かえた際のデメリットは『おかずとごはんを同時に調理出来ない』ことです。
ボタン一つで火力調整をして調理してくれる電気鍋は、”炊事”という家事の価値観をガラッと大きく変える最高の時短家電です。
このデメリットを許容できる方は、ぜひ電気調理鍋・電気圧力鍋をキッチンに導入を検討してみてくださいね!
ホットクックでごはんを炊く生活、良くも悪くも何の支障も出ていない
私はホットクックと鍋の2種類でごはんを炊く生活を続けています。
手軽に炊きたい時はホットクック、鍋炊きごはんが食べたい時はガスコンロ+鍋。使い分けて炊飯をしています。
なにか一つの方法に固執する必要はなくて、気分とノリで気軽にごはんを炊く生活。想像していた以上に私に合っていたようです。暫くはこの方法で炊飯を続けていくつもりです。